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いずみ聡 公式サイト

~お葬式と弔問~

  • 執筆者の写真: 聡 和泉
    聡 和泉
  • 7月4日
  • 読了時間: 2分

 市長になってから、市の功労者などのお葬式に、市を代表して多くの機会に、お邪魔するようになりました。公務の時間のやり繰りがつけば、通夜か葬儀に参連させていただくのですが、それが難しいときは葬儀の前までに、ご自宅に弔問に伺うことにしています。

 弔問に伺うと、お線香をあげさせてもらった後、「最期は病院だったのですか」とか、「ご家庭ではどんな方でしたか」といった質問をさせてもらうことが多く、ごく自然な形で、故人の人となりや、ご遺族との思い出話になっていきます。たった10分でもお話を聞くと、故人の人柄やご家族との長い歩みの一端がうかがい知れて、心に残るものがあります。

 一方、通夜や葬儀にお邪魔すると、ご遺族も何かと忙しく、話しかける余裕は大抵ありません。弔辞や遺族代表のあいさつで、故人の人となりを知ることもあるけれど、短い時間でお焼香をして失礼することが多くなってしまいます。

 通夜か葬儀に参列すれば、市長がお焼香に来たという事実は、多くの人に伝わるけれども、慌ただしく失礼して申し訳ないという一抹の思いが、いつも心の中に残ります。弔問と葬儀への参列と、両方できれば理想的ですが、市長公務の毎日の中では、難しい。

 本来、故人を弔う気持ちに、地位や肩書は関係ない、みんな同じだという思いがあります。市長という肩書で、形式的に参列するだけならば時間のやり繰りで済みます。しかし、ご遺族にとっては、これが故人とお別れする最後の式です。短い時間でも、亡くなった方の人生に思いを馳せ、少しでもご遺族の気持ちに寄り添う。そういう時間を大切にしたいと思っています。

 (広報 あしかがみ 2018.6)

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