top of page

いずみ聡 公式サイト

~天を相手に己を尽くす~

  • 執筆者の写真: 聡 和泉
    聡 和泉
  • 7月4日
  • 読了時間: 2分

 新年明けて今年は明治維新から150年。これから始まるNHK大河ドラマは維新の立役者、西郷隆盛が主人公です。

 西郷が残した言葉のひとつ「人を相手にせず、天を相手にせよ。天を相手に己を尽くし、人を咎めず、我が誠の足らざるを尋ぬべし」。時代を超えて人々に訴える力をもった言葉というのは、実は同じようなことを言っていることが多い。西郷の言葉を聞いてすぐ、私の脳裏に浮かんだのは、論語の「人の己を知らざるを患えず、己の能くする無きを患う」。

 人は誰しも弱いから、ついつい他人の評価や視線を気にしがちだけど、大切なのは、自分のなすべきことをきちんとしているのか、自分は誠意を尽くしているのか、そのことを自分の胸に手を当てて、天に向かって静かに自問自答する、それだけでいいではないか。

 昨年11月26日の朝日新聞の書評欄で、幕末の研究者、家近良樹さんの『維新150年目の真実』(NHK出版新書)が紹介されていました。「西郷に匹敵したという中根雪江や川路利良らにも言及し、リーダーの資質を示す。背景には今日の『政治の劣化』や『礼節の欠如』があるといい、大切なものに人生をかける清廉潔白で人間力豊かな『人物』が不在と嘆く。『人材と人物は違います。いまの日本ではすぐ役立つことに価値を置きますが、人物は効率から生まれない。人物を育むのは余裕。それは回り道や失敗体験を経ないと身につかない』。」

 大切なものに人生をかけ、清廉潔白で人間力が豊かであること。私にとって「大切なもの」とは「このまちがよくなる」こと。いつも清廉潔白で、未熟ながらも毎日1ミリでもいいから成長するように努力し、まちがよくなるために、自分の人生をかける。今年もそんな一年にしていきたいと思っています。

 (広報 あしかがみ 2018.1)

コメント


bottom of page